2020年6月27日土曜日

チュウゴクネジクチゴケ

チュウゴクネジクチゴケ (センボンゴケ科)③フタゴゴケなど <種一覧へ> <マトリックス> 2006東京321

ヤノウエノアカゴケとは、細胞の雰囲気が違います。チュウゴクネジクチゴケの方が細胞壁まで緑で、詰まった感じがします。科が違うだけのことはあると思います。
チュウゴクネジクチゴケは乾の時、葉の先端がやや開出ことがありますが、ヤノウエノアカゴケほどには巻縮しないと思います。
ネットで出てくるさぶちゃんのチュウゴクネジクチゴケはヤノウエノアカゴケだと思います。葉先の鋸歯や、葉縁近くの細胞の形などが違います。葉形はかなり変異が大きいと思います。
別の個体の検鏡写真はこちら

 写真1:葉の茎への圧着の程度が左と右で違いますが、どちらもチュウゴクネジクチゴケ。コンクリート壁にて。まわりにはハマキゴケやヒロハツヤゴケ。

写真2:このくらいの圧着具合のこともあります。 

 写真3:湿の状態

 写真4:茎はヤノウエノアカゴケよりも長くなります。

 写真5:茎の先端付近

 写真6:乾の様子

 写真7:葉

 写真8:葉

 写真9:葉縁部は外曲しています。

 写真10:葉形は変化があり、ヤノウエノアカゴケにとてもよく似ています。

 写真11:葉身下部

 写真12:葉身下部の細胞

 写真13:葉身下部の細胞

 写真14:葉身下部の辺縁近くの細胞は普通横長です。

 写真15:葉身中部

 写真16:葉身中部も辺縁近くの細胞は横長です。

 写真17:葉身中部の細胞。パピラがあります。

 写真18:葉身中部の細胞。1~2個のパピラがあります。

 写真19:葉身上部

 写真20:葉身上部

 写真21:葉先に鋸歯はありません。

写真22:葉先近くの細胞は細胞壁も緑で、くっきりしません。


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