チュウゴクネジクチゴケ (センボンゴケ科)③フタゴゴケなど <種一覧へ> <マトリックス> 2001東京2 平86
平凡社の図鑑(p86)には「基部の細胞は上~中部のものよりはるかに大きく、透明」と書いてありますが、検鏡したものは上~中部の細胞とほとんど同じでした。これは問題です。「細胞にパピラはないか、低い」と書いてあるところも気になります。かなり明瞭なパピラでした。「校庭のコケ」では、1~2個の大きなパピラを持つと書いてあり、こちらの記述の方が正しそうです。
コンクリート面以外ではあまり見ないような気がします。石灰岩性蘚類だそうです。
湿の時はヤノウエノアカゴケによく似ていますが、ギボウシゴケ科のコケも注意が必要です。特に、ホソバギボウシゴケはそっくりです。
身近な立ちゴケのNo.9に選びました(比較のマトリックスはこちら)。世間一般では道端御三家の一つに選ばれています(残りの2つはホソウリゴケとハマキゴケ)。
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