根際、腐木、岩などに生えます。奥多摩ではかなりの普通種。御岳山の参道沿いのスギにごってり生えています。葉は湿った時は弓なりで、乾くと少し巻縮します。蒴を着けていないことが多く、どうやって増殖しているのか不思議でしたが、葉が茎からよく外れるので、おそらく葉を無性芽代わりにして増殖しているのだと思います。ススキゴケに相当よく似ていますが、ススキゴケは土上に生えていることが多いです。ススキゴケは特に葉が外れやすくはなく、蒴も比較的よく着けると思います。ユミゴケはススキゴケよりも葉に光沢が強く、若干太いように思いますが、相当に紛らわしいと思います。葉身基部の翼部を観察すれば、わかりやすいと思います。
写真1:腐木に生育
写真2:珍しく蒴を着けていました。
写真3:全形
写真4:蒴
写真5:蒴
写真6:葉は6mmくらいあります。
写真7:基部 。翼細胞は明瞭。
写真8:基部 。翼細胞は薄壁で大きい。
写真9:基部は膨らんでいます。
写真10:中肋は太い
写真11:葉身下部の葉縁部。辺縁にいくほど細いです。
写真12:葉身上部
写真13:葉身上部
写真14:葉先
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