2020年2月26日水曜日

イタチゴケ科

イタチゴケ科(3属13種) <種一覧へ> <マトリックス>


難解ですね。
データが不足しています。
秋山先生の論文を参考にするしかありません。
中心束、前蒴歯、胞子あたりが重要みたいです。


科の特徴


おもに樹幹に生える。
中肋がない。(例外:リスゴケ)
翼細胞が発達


識別点


・中心束:どこまで使えるのか。キイタチゴケはあるのか、ないのか、記述がおかしい。
・蒴柄の長さ:蒴柄の短いタイプはおもに北海道に分布。
・蒴柄のねじれ方やパピラの有無:左巻きでパピラ密生ならイボヤマトイタチゴケ。
・無性芽をもつのはキタイタチゴケだけ。
・葉の形、大きさ、先端の様子
・細胞壁の厚さ
・翼細胞
・前蒴歯が1層なのか2~3層なのか
・前蒴歯上部の細胞が長い矩形なのか、短い矩形なのか
・胞子の大きさやそろい具合

アマチュアの域を超えてます。
葉身細胞の形や大きさは、識別の材料にならないみたいです。

所属する属


◆イタチゴケ属(11):中肋なし。
◆シワナシチビイタチゴケ属(1):中肋なし。葉にしわなし。香春岳で標本1枚だけ。
◆リスゴケ属(1):中肋あり。


注意すべき他科


中肋があると、似たのがほかにも出てきます。
・イトヒバゴケ科のスズゴケ属
・ウスグロゴケ科のキツネゴケなど
・ウスグロゴケ科のオカムラゴケ
・アオギヌゴケ科のアツブサゴケなど。アツブサゴケモドキがリスゴケに似ているかも。

秋山先生の論文では、スズゴケ属もイタチゴケ科にしています。
野口図鑑と群馬県のリストにリスゴケモドキが出ていますが、秋山先生の論文によれば、キイタチゴケの異名扱いになったようです。
野口図鑑に出ているオオヤマトイタチゴケも、タイプ標本が1点採取されているだけの、訳のわからない種みたいです。



<マトリックス>


全く未完成です。随時更新していきます。すみません。
マトリックスは、ほかの科も含めて全部エクセルで作成しています。大したものではありませんが、ダウンロード、加工、転載、オールフリーです。グーグルドライブで公開しています(こちら)ので、もしよかったら御自由にお使いください。
エクセルのフィルター機能が便利です。消去法で種を絞れます。



(イメージです。最新はリンク先です。)





全く自信はありません。
雰囲気はかなり違います。



0 件のコメント:

コメントを投稿