2020年12月28日月曜日

ヒョウタンゴケ

ヒョウタンゴケ Funaria hygrometrica (ヒョウタンゴケ科) <種一覧へ> <マトリックス> 2012東京A

もしかしたらセンボンゴケ科のナガバヒョウタンゴケではないかと思い、検鏡しましたが、まるで違いました。ナガバヒョウタンゴケの葉縁部の細胞はかなり小さいようです。
細胞はアゼゴケにとてもよく似ていました。
1枚の葉の細胞だけ見ても、アゼゴケと区別できないのではないかと思いました。
コケ雑記さんのヒョウタンゴケにとてもよく似ていました。
検鏡した葉は多分雄苞葉でした。雄苞葉は比較的よく平開しており、メスとは雰囲気が違うように思います。メスはお椀状がもっと顕著で、いつも包み込んでいるような雰囲気なのかもと思います。
アゼゴケに比べて、鋸歯は少ないと思いました。季節的にアゼゴケは枯れてしまっているかもと思いました。

写真1:我が家のコケ鉢の個体です。アゼゴケもヒョウタンゴケもどちらもあります。

写真2:雄

写真3:雄

写真4:葉

写真5:葉

写真6:葉

写真7:葉

写真8:葉身下部

写真9:葉身下部

写真10:葉身下部

写真11:葉身中部の細胞。76×36μmほどでした。

写真12:葉身中部の細胞。72×32μmほどでした。

写真13:葉身中部の細胞。細胞壁はとても薄いです。

写真14:葉身上部

写真15:葉身上部


2020年12月24日木曜日

ウロコミズゴケ

ウロコミズゴケ Sphagnum squarrosum 2009長野22

八ヶ岳の針葉樹林帯です。
枝葉の断面作りがまるでダメでした。葉緑細胞がどうなっているのかよくわかりませんでした。
しかし、枝葉の反り返り具合で、ウロコミズゴケの可能性はとても高いと思います。

写真1:生育状況

写真2:生育状況

写真3:生育状況

写真4:全形

写真5:枝や葉の様子

写真6:茎葉

写真7:茎の表面

写真8:茎の断面

写真9:茎葉

写真10:茎葉

写真11:茎葉の葉身下部。翼部の舷がこれではよくわかりません。

写真12:茎葉の葉先

写真13:枝葉

写真14:枝葉の葉身下部

写真15:枝葉の断面。まるでダメでした。


2020年12月21日月曜日

ナガヒツジゴケ

ナガヒツジゴケ Brachythecium buchananii (アオギヌゴケ科) ヒツジゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス>

ナガヒツジゴケの生態写真あれこれです。
イメージですので、間違いが紛れ込んでいる可能性があります。
ハネヒツジゴケとの違いはあまり自信がありません。葉先は毛尖か鋭尖頭か、枝が円柱状かどうか、などに注意しています。
ヒモヒツジゴケとは枝の太さや立ち具合、葉のお椀状具合などが違うと思いますが、ナガヒツジゴケも状況によっては枝が立ち気味になることもあるかと思います。
ナガヒツジゴケは縦皺が顕著ということになっていますが、結構微妙なもあるかと思います。そうなりますと、ヒツジゴケと区別できないのではないかと思えてきます。

写真1:180217上野公園

写真2:180217上野公園

写真3:180217上野公園。縦皺は不明瞭かも。

写真4:180226三重。ヒモヒツジゴケに似てます。

写真5:180226三重

写真6:170413平松緑地

写真7:170413平松緑地

写真8:180411町田

写真9:180519練馬

写真10:170412若草公園

写真11:150327西国分寺

写真12:150327西国分寺

写真13:161221青梅

写真14:161224青梅

写真15:170117青梅の森

写真16:161208上野公園

写真17:161208上野公園

写真18:161208上野公園

写真19:180226三重

写真20:161212小仏峠

写真21:161212小仏峠

写真22:161212小仏峠

写真23:130509愛媛。これはもしかしたら違うかも。

写真24:161025市原

写真25:170101御岳山。こちらの株とよく似ています。

写真26:170204御岳渓谷

写真27:140421普代村

写真28:130502葛西

写真29:170330青梅の森。このパターンはたくさん出ました。