2020年6月27日土曜日

ヤノウエノアカゴケ

ヤノウエノアカゴケ Ceratodon purpureus (キンシゴケ科) <種一覧へ> 2006東京15

蒴に縦皺があります。
チュウゴクネジクチゴケとは、葉先に鋸歯があること、葉身細胞は方形で、比較的縦長なことにより、見分けられると思います。チュウゴクネジクチゴケの細胞は、特に辺縁近くで、横広の楕円形になります。
葉縁部が外曲する様子や葉形などは、チュウゴクネジクチゴケととてもよく似ています。チュウゴクネジクチゴケは細胞に1~2個のパピラがあることがありますが、ヤノウエノアカゴケは平滑です。
巻縮の様子などはこちら

 写真1:生育状況。乾の状態のものも見られます。

写真2:全形

写真3:茎

写真4:蒴

写真5:蒴には縦皺があります

写真6:葉身下部

写真7:葉身下部

写真8:葉身下部の細胞。細胞壁は薄く、葉縁近くでも縦長です。

写真9:葉身中部の細胞。基本的には縦長の方形。

写真10:葉身中部の細胞。横広の細胞もあります。形は変異が大きいです。

写真11:葉身上部

写真12:葉先には鋸歯があります。

写真13:葉先葉縁部の細胞は普通縦長。


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