2018年12月30日日曜日

コクサゴケ

コクサゴケ (トラノオゴケ科) <種一覧へ> <マトリックス> 1803東京68 平86・158

ヒメコクサゴケとよく似ています。蒴があればわかりやすいけど、ないと結構難しいです。ヒメコクサゴケの蒴は傾きますが、コクサゴケは直立です。乾の時にコクサゴケは葉が茎に寄り添うので、ややもっさりした感じです。一方、ヒメコクサゴケは乾の時も葉は開出しているので、繊細な雰囲気です。
中肋は1本ですが、途中で分枝することもあります。葉は光沢があり、黒みを感じます。
ウスグロゴケ科のオカムラゴケも鞭枝をよく出し、葉が茎に寄り添っているので雰囲気がよく似ています。オカムラゴケは褐色みが強いです。

 写真1:生育状況

写真2: 生育状況

 写真3:生育状況

 写真4:鞭枝が出ています。

 写真5:樹状分枝。茎の下部の方は黒みがあります。

 写真6:蒴

 写真7:雌苞葉

 写真8:茎葉

 写真9:葉身。葉は卵形で、先端は芒状になりません。

 写真10:葉身

 写真11:翼部は濃緑色でお椀状に膨らんでいます。

 写真12:基部

 写真13:中肋下部

 写真14:基部

 写真15:葉身下部の細胞

 写真16:葉身中部の細胞。オカムラゴケのような厚壁ではありません。

 写真17:葉縁部

 写真18:葉身上部

 写真19:葉先

 写真20:鞭枝

 写真21:鞭枝の葉

写真22:鞭枝の葉の基部


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