2018年12月27日木曜日

ハネヒツジゴケ

ハネヒツジゴケ Brachythecium plumosum (アオギヌゴケ科) ヒツジゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 1812埼玉14

蒴柄の上部にしかパピラがないように見えたので、ハネヒツジゴケかアオギヌゴケのどちらかになるはずですが、結構微妙で、あまり自信はありません。蓋の先が尖っているのも気になります。葉身中部の細胞は、野口図鑑では60~75×4~5となっているので、長さが短めです。葉身細胞だけなら、アオギヌゴケになってしまいますが、中肋は葉先近くまで行ってはいないので、細胞よりも中肋を重視してハネヒツジゴケにしたいと思います。

 写真1:落葉樹の根際に群生していました。

写真2:蒴をたくさん着けていました。 

 写真3:生育状況

 写真4:全形

 写真5:枝葉よりも茎葉が少し大きめ

 写真6:蒴の様子

 写真7:蒴柄の上部にパピラ。蓋の先は尖り気味。

 写真8:茎葉の葉身

 写真9:中肋は先までいっていません。

 写真10:葉先は毛状になっていません。

 写真11:基部

 写真12:翼細胞がはっきりしています。

 写真13:基部の葉縁部

 写真14:葉身中部

 写真15:葉身中部の細胞。平均的なもので45×5μmほど。

 写真16:葉身中部の葉縁部

写真17:葉先


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