2019年2月17日日曜日

ナミムカデゴケ

ナミムカデゴケ(地衣類ピンゴケ目ムカデゴケ科ナミムカデゴケ属)p160

#葉状 裂片の辺縁部を中心に円形~線形の#粉芽塊 #髄白色 #腹面淡色 #偽根淡色 #岩上 #樹上

街なかでかなりの普通種か?
サイズ的にはナメラクロウラムカデゴケやクロウラムカデゴケに近い。コフキヂリナリアは小さいのから大きいのまでサイズの変異が大きい。
丸い粉芽塊がコフキヂリナリアによく似ている。コフキヂリナリアは裂片の中央部に粉芽塊がつく。裂片の先端部の様子も違い、腹面は黒い。
クロウラムカデゴケもかなり似る。裂片の辺縁部に粉芽がつき、よく似ている。大きさも近い。腹面の色が決定的に違う。背面の色はクロウラムカデゴケは濃色のことが多いかも。ナミムカデゴケはコフキヂリナリアの色によく似ていて、だいたい灰白色。裂片の先は逆樋状で、ぼってり感がある。クロウラムカデゴケは樋状。
「街なかの地衣類ハンドブック」ではシロムカデゴケ(p53)の和名で出ている。
「校庭のコケ」では学名のまま(p109)。粉芽塊は縁部につくとある。
オリエントムカデゴケの別名もある。
最近、ムカデゴケ属から独立して、ナミムカデゴケ属になった。

東京都青梅市新町
ハナミズキの樹幹



腹面淡色。この特徴は決定的。



腹面淡色

この写真は御岳渓谷



東京都青梅市若草公園
 丸い粉芽塊がよく目立つ。やけに多い個体。

 木の根元近くに群生

粉芽塊はかなりまるい。



 腹面は白色

粉芽塊は裂片の辺縁部につく。粉芽塊は丸いとは限らない。このくらいが標準か。



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