2019年1月3日木曜日

チョウセンスナゴケ

チョウセンスナゴケ Racomitrium carinatum (ギボウシゴケ科) ②スナゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 1804東京53

ケギボウシゴケに少し似ていますが、葉先にほとんど透明尖がありません。短い蒴柄があります。蒴柄は3mmくらいと短く、上にほとんど突き出ません。スナゴケ類らしく、よく分枝します。乾の姿は棒状ですので、チヂレゴケ類やコバノスナゴケなどと区別できます。
葉縁の基部には矩形の細胞列がはっきりとあります。細胞数は10~20個くらいです。
葉身中部の細胞は、方形が多いと思います。葉身中部の細胞に変な溝みたいな模様があって気になりました。パピラはよくわかりませんでした。
ナガエノスナゴケがあまりによく似ていて驚きましたが、チョウセンの方が蒴柄が短めかなと思いました。帽の形状も違うように感じました。

写真1:生育状況。岩に生えています。 

写真2: 生育状況。ボサボサしています。結構大きいです。

 写真3:生育状況。乾の状態です。棒状です。

 写真4:茎先。蒴があります。

 写真5:全形

 写真6:全形

 写真7:全形(湿)

 写真8:蒴と蒴歯。蒴歯は糸状です。

 写真9:葉

 写真10:葉身

 写真11:基部。矩形の細胞列です。16くらいはあります。

 写真12:基部。矩形の細胞列は10くらいです。

 写真13:基部。矩形の細胞列は20くらいあります。

 写真14:基部。これには16くらいあります。

 写真15:葉身下部の細胞

 写真16:葉身中部の細胞

 写真17:葉身中部

 写真18:葉身中部の細胞。表面に不思議な溝。

 写真19:葉縁部。変なくぼみがあります。

 写真20:中肋

 写真21:葉身上部

 写真22:葉先

写真23:葉先


1 件のコメント:

  1. こんにちは。
    サクの出ていた時期はいつ頃になりますでしょうか。
    ご教示頂けますと幸いです。

    ツルダ

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