ウスグロゴケ科(12属23種) <種一覧へ> <マトリックス>
科の特徴
・毛葉を持つものが多い。・中肋は1本。(例外はネジレイトゴケ、ハクモウコモチゴケ、カマバコモチゴケの3種のみ)
・中肋は葉先から突出しない。
・葉身細胞は平滑か、中央または上端に1個のパピラ。
・蒴は直立または傾く。
・細胞は比較的太短くて、細胞壁は厚い。
・高山系や北方系が多い。
毛葉を持つものがある点は、シノブゴケ科やイワダレゴケ科によく似ています。
シノブゴケ科コバノキヌゴケ属のコニワゴケ、スジシノブゴケ、ケアサゴケはよく似ていて難しいです。
オカムラゴケ属はアオギヌゴケ科に分類する意見もあるらしいです。毛葉がなくて、アツブサゴケとかに似ています。
所属する属
(毛葉あり)◆ネジレイトゴケ属(1):葉は倒卵形。中肋は短くて2叉~1本で中ほど。根際や岩。
◆ウスグロゴケ属(1):根際や岩。
◆ヒメウスグロゴケ属(2):樹幹。スジウスグロゴケは高山。
◆クサリウスグロゴケ属(1):高山帯。上端に低いパピラ。
◆ヒトエゴケ属(2):どちらも北海道のみで稀。
◆タカネゴケ属(5):寒地や高地。
◆タチヤナギゴケ属(1):樹上。
◆キツネゴケ属(2):高地の樹上。
(毛葉なし多分)
◆オカムラゴケ属(4):葉身平滑。帽に毛。樹幹。
◆アサイトゴケ属(2):パピラあり。細鋸歯縁。湿岩。
◆ハクモウコモチゴケ属(1):亜高山帯の樹幹。中肋は短くて2叉~ない。パピラあり。葉先は毛尖で透明。
◆カマバコモチゴケ属(1):亜高山帯の樹幹。中肋ない。葉腋に無性芽。ごく稀。
<マトリックス>
ヒゲゴケ科、コゴメゴケ科、シノブゴケ科の一部(ノミハニワゴケなど)といっしょに整理しました。
全く未完成です。随時更新していきます。すみません。
マトリックスは、ほかの科も含めて全部エクセルで作成しています。大したものではありませんが、ダウンロード、加工、転載、オールフリーです。グーグルドライブで公開しています(こちら)ので、もしよかったら御自由にお使いください。
エクセルのフィルター機能が便利です。消去法で種を絞れます。
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