奥多摩の青梅の森に生えていました。沢沿いの土上に群生していました。
とりあえずコクシノハゴケとしましたが、今ひとつしっくりしません。平凡社の図鑑ではクシノハゴケよりもずっと細いと書いてありますが、どちらかというとクシノハゴケよりも太く感じます。平凡社の図鑑の写真(PL121)とは似ていると思いました。
クシノハゴケとは、雰囲気が相当に違うと思いました。感覚的には、クシノハゴケの方が繊細で小さい印象でした。奥多摩ではクシノハゴケの方が普通ですが、このタイプ(コクシノハゴケ?)も点々と見られました。コクシノハゴケの帽にも長毛があるようですが、蒴自体をまだ見つけていません。
神奈川のリストにオニクシノハゴケというものが出ており、実体はまるでわかりませんが、種名の響きでは、コクシノハよりもオニクシノハの方がしっくりくる気がします。
クシノハゴケ属は何が何だかわかりません。
写真1: 生育状況
写真2:分枝の様子。こういう枝はクシノハゴケには見られないように思います。
写真3:茎
写真4:茎葉
写真5:茎葉
写真6:茎葉はかなり幅が広く、クシノハゴケよりもコクシノハゴケに近いと思いました。
写真7:葉身下部
写真8:葉身下部の細胞
写真9:葉身下部の葉縁部。全周に鋸歯があることはクシノハゴケ属の特徴です。クシノハゴケ属以外では、ミチノクイチイゴケも全周に鋸歯がありますが、ずっと大形です。
写真10:翼部
写真11:中肋は2本で短いです。
写真12:葉身中部の細胞
写真13:葉身上部の細胞
写真14:葉縁部
写真15:葉先
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