2020年1月14日火曜日

ヤマハイゴケ

ヤマハイゴケ Hypnum subimponens ssp.ulophyllum (ハイゴケ科) ③ハイゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 1802東京78

奥多摩の乾き気味の岩上に生えていました。
H先生に見ていただき、OKをいただきました。
茎の表皮細胞は、見事に大形薄壁透明でした。大形薄壁透明になるハイゴケ属は6種あり、このうちミヤマチリメンゴケは小形ですのではずれます。中~大形のうち、ヒラハイゴケは茎や枝がもっと幅広いのではずれます。エゾハイゴケは茎葉先端の鎌形が弱く、枝はまばらで立ち気味なのではずれます。オオハイゴケは翼部に大形透明細胞がありませんので、はずれます。
残るはヤマハイゴケとタマキチリメンゴケですが、葉の先の尖り具合や葉身基部の色などから判断すると、ヤマハイゴケの方が近いかなと思います。

 写真1:生育状況

写真2: 枝は少なめ

 写真3:茎

 写真4:茎

 写真5:上がヤマハイゴケで、下がヒラハイゴケ

 写真6:葉

 写真7:翼部

 写真8:翼部

 写真9:翼部

 写真10:中肋

 写真11:葉身中部の細胞

 写真12:葉身上部

写真13:茎の辺縁細胞は大形で薄壁


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