ヤマハイゴケ Hypnum subimponens ssp.ulophyllum
(ハイゴケ科) ③ハイゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 1802東京78
奥多摩の乾き気味の岩上に生えていました。
H先生に見ていただき、OKをいただきました。
茎の表皮細胞は、見事に大形薄壁透明でした。大形薄壁透明になるハイゴケ属は6種あり、このうちミヤマチリメンゴケは小形ですのではずれます。中~大形のうち、
ヒラハイゴケは茎や枝がもっと幅広いのではずれます。
エゾハイゴケは茎葉先端の鎌形が弱く、枝はまばらで立ち気味なのではずれます。オオハイゴケは翼部に大形透明細胞がありませんので、はずれます。
残るはヤマハイゴケと
タマキチリメンゴケですが、葉の先の尖り具合や葉身基部の色などから判断すると、ヤマハイゴケの方が近いかなと思います。
写真1:生育状況
写真2: 枝は少なめ
写真3:茎
写真4:茎
写真5:上がヤマハイゴケで、下がヒラハイゴケ
写真6:葉
写真7:翼部
写真8:翼部
写真9:翼部
写真10:中肋
写真11:葉身中部の細胞
写真12:葉身上部
写真13:茎の辺縁細胞は大形で薄壁
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