2020年1月15日水曜日

ナガハシゴケ

ナガハシゴケ Sematophyllum subhumile ssp.japonicum (ナガハシゴケ科) ②ナガハシゴケ類 <種一覧へ> 1912東京52

セイナンナガハシゴケは翼部の細胞が違うようですが、平凡社の図鑑ではナガハシゴケの異名になっています。タカサゴキリゴケは平凡社の図鑑に出ており、枝先がしばしば尾状に起き上がるのがタカサゴキリで、あまり曲がらないのがナガハシゴケらしいのですが、これでは釈然としません。タカサゴキリゴケは関東に記録がないようなので、アマチュア的には全部ナガハシゴケでいいかなと思っています。
翼部の雰囲気は、コモチイトゴケととてもよく似ていますが、コモチイトゴケの葉はナガハシゴケよりも小さく、枝は下方向に偏って伸張します。

写真1:サクラの樹幹に着生。枝が反っていますので、平凡社の検索に従えば、タカサゴキリゴケになってしまいます。

 写真2:サクラの樹幹。枝はボサボサした雰囲気です。

 写真3:茎

 写真4:茎。蒴が伸び始めています。

 写真5:葉

 写真6:葉

 写真7:葉身下部。翼部が顕著です。

 写真8:葉身下部

 写真9:翼部

 写真10:うっすらと中肋があります。平凡社の図鑑には中肋はないとなっています。

 写真11:葉身中部

写真12:葉先


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