2020年11月22日日曜日

シッポゴケ

シッポゴケ Dicranum japonicum (シッポゴケ科) シッポゴケなど <種一覧へ> <マトリックス> 2010秋田71

翼部明瞭で中肋細めです。
細胞にくびれがあります。
ステライドがあります。
翼部は2細胞層です。
乾の時によれて開出しました。
ということで、シッポゴケになりました。
葉身に横皺は見られましたので、ナミシッポゴケやヌマシッポゴケが考えられます。
ナミシッポゴケはシッポゴケと同様に乾の時、葉が開出するようですが、横皺が顕著なようです。ヌマシッポゴケは葉が幅広く、葉形は卵状披針形のようです。

写真1:湿の状態ではシッポゴケかどうかよくわかりません。

写真2:湿では葉が偏向しています。

写真3:全形

写真4:葉に横皺があるように見えます。

写真5:乾の状態

写真6:翼部の断面。3細胞の厚さになっている所もあります。

写真7:葉身下部の断面

写真8:葉身中部の断面

写真9:葉は9mmほどです。

写真10:葉身下部

写真11:翼部は薄暗く、多細胞層の雰囲気があります。

写真12:葉身中部。顕微鏡で覗くと、シッポゴケ類に独特のくすんだ緑です。

写真13:葉身中部の細胞。115×16μmほどありました。

写真14:葉縁部

写真15:中肋のとげ

写真16:葉身上部

写真17:葉先


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