葉先が尖っているものが多いと思いました。何よりも、葉先が折れているものがほとんどありませんでした。イワイトゴケに同定したものはこちらです。イワイトゴケとどれほど違うものなのか。どんな分布をしているのか。ほんとうに別種なのか。わからないことだらけです。葉先を折れやすくすることで、無性芽としての役割を持たせているのでしょうね。偶然の産物でしょうけど。体をちょん切る戦略は、コケ植物には多いですね。
写真1:樹幹に生えていました。ぱっと見で、イワイトゴケと区別できません。
写真2:全形
写真3:蒴の帽に毛があります。この属の重要なポイントですね。
写真4:枝。葉先は折れていません。葉の先端もかなり尖っています。
写真5:湿の状態。広角に斜上します。
写真6:葉身。中肋はかなり上までいってます。長さは1.4mm。図鑑とかの記述よりかなり大きいです。大きさだけ見たらコマノキヌイトゴケも候補になってしまいますが、帽に毛があるので、コマノではないと思います。
写真7:葉身。長さは1.5mm。
写真8:葉身細胞。パピラは多数です。
写真9:葉縁部。細胞の大きさは8~10μmほどでした。少なくともコバノイトゴケ(4~6μm)ではないですね。
写真10:葉先は尖っていますが、尖り具合は程度問題のような。
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