2018年12月21日金曜日

イワイトゴケ

イワイトゴケ (シノブゴケ科)①イワイトゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 1812埼玉44 野④829

この仲間で葉先が折れやすいものとして、コマノキヌイトゴケがあります。こちらはキヌイトゴケ属なので、帽は無毛です。ただし、蒴は稀だそうです。
尾根筋のミズナラ林に生えていました。とてもよく葉先が折れています。ですので、コバノイトゴケでもイワイトゴケモドキでもないかなと思いました。葉先が折れやすいということは、折れた葉先が無性芽的役割を果たしているのだと思います。

 写真1:樹幹に着生。乾の状態。

 写真2:しなだれています。幹にぺったりくっついてはいません。

 写真3:全形。乾の状態。

 写真4:水に浸した様子。広角に平開します。

 写真5:茎の下の方では葉先が折れています。

 写真6:葉。葉先はそれなりに尖っています。

 写真7:葉身中部の細胞。大きさは10~12μmほどでした。

 写真8:葉身中部の細胞。パピラは多数です。

 写真9:葉身中部の細胞

 写真10:葉身中部と中肋。中肋の長さも変異が大きい気がします。

 写真11:古い葉ではパピラが小さい?

写真12:葉先。意外と尖っています。尖り具合でモドキと区別するのは難しいかも。


0 件のコメント:

コメントを投稿