2018年12月29日土曜日

ヒジキゴケ

ヒジキゴケ Hedwigia ciliata (ヒジキゴケ科) <種一覧へ> <マトリックス>

乾き気味の岩上に生える普通種です。乾の時に棒状になります。ギボウシゴケ科の面々とよく混生してます。混在するほかのコケよりも背丈が高いことが多いかもしれません。また、よく枝分かれしています。ギボウシゴケ科(チョウセンスナゴケエゾスナゴケトカチスナゴケなど)やチュウゴクネジクチゴケ(センボンゴケ科)はヒジキゴケよりも葉が細めですが、時々紛らわしくなることがあるので、その時は中肋の有無を確認するといいかもしれません。ヒジキゴケは中肋がありません。
検鏡写真はこちらです。

 写真1:かなりの乾。葉は乾くと茎に圧着し、全体が棒状になります。

写真2 :群生の様子。湿。

 写真3:中肋なし。葉の先が透明尖になっているので、スナゴケみたいに見えてしまいます。

 写真4:茎は長いです。よく枝分かれします。

 写真6:乾と湿

 写真7:葉縁部は狭く反曲。エゾスナゴケに似ています。

 写真8:群生の様子

 写真9:雌苞葉の先端部に毛が生えている。

写真10:雌苞葉の先端部に毛。

 写真11:縮れる途中

 写真12:乾。こんな白っぽいのもよく見る。

 写真13:蒴は苞葉の間に沈生。

 写真14:蒴。ヒジキゴケの蒴には蒴歯がないそうです。葉の先はすごい透明尖。

写真15:新芽の伸ばし始め?

写真16:辺縁部から乾き始めます。


<ページの先頭へ>

0 件のコメント:

コメントを投稿