2018年12月15日土曜日

エゾイトゴケ

エゾイトゴケ Anomodon rugelii (シノブゴケ科)①イワイトゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 1812埼玉93 野839

細胞の大きさですが、野口図鑑では4~5μmと書いてありますが、平凡社では8~10μmでした。平凡社の記述に合致します。
この仲間は木の根元や岩上によく生えています。その中で、小さくて葉が縮れていればエゾイトゴケです。なんとなくですが、ミヤマギボウシゴケモドキの方が木の上の方に生えている気がします。キヌイトゴケもよく似ていますが、より繊細で、葉の先が尖っています。

 写真1:岩に群生していました。混生しているのはトヤマシノブゴケ。ミヤマギボウシゴケモドキよりも枝が短くて、密生していますね。

 写真2:乾いて少しチリチリしてきています。

写真3:全形

 写真4:水に浸した時の様子

 写真5:葉身。著しく下ぶくれです。葉身下部の中肋周辺が淡色です。

 写真6:葉身。フラスコみたいな形です。

 写真7:葉身基部

 写真8:葉身中部の細胞。複数のパピラがあります。10μmくらいあります。

 写真9:葉先は円頭です。

写真10:葉先の細胞。中肋は葉先に達しません。


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