2018年12月13日木曜日

ヒメホウオウゴケ

ヒメホウオウゴケ Fissidens gymnogynus (ホウオウゴケ科)②舷なし <種一覧へ> <マトリックス> 1812埼玉2

山地の樹幹や岩などに普通に見られます。乾くとよく縮れます。トサカホウオウゴケよりも小さいです。
葉身細胞がマミラのところは、キャラボクゴケと同じですが、キャラボクゴケは土上に生え、中肋が微凸端の中まで入り込みます(多分)。ヒメホウオウゴケは微凸端に入り込みません。蒴があると、キャラボクゴケは基部から出て傾きますが、ヒメホウオウゴケは茎先から出て直立します。でも、蒴がないことが多いです。

 写真1:岩に着生していました。湿の状態。

写真2:生育状況。湿の状態。

 写真3:全形

写真4:茎長は6mm

 写真5:葉先は円頭で微凸端です。

写真6:中肋は葉先の下です。

 写真7:辺縁部はやや色が薄いです。鋸歯は単鋸歯です。

写真8:葉先。中肋は微凸端の中に入り込みません。

 写真9:葉身細胞は顕著なマミラ

 写真10:中肋

写真11:辺縁部には細かい鋸歯

 写真12:腹翼の上端部

写真13:腹翼の細胞。パピラなし。

写真14:片側だけ葉をはずして、葉腋瘤がないことを確認しました。サクラジマホウオウゴケではありませんでした。


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