2020年2月17日月曜日

アオシッポゴケ

アオシッポゴケ Dicranum caesium (シッポゴケ科) シッポゴケなど <種一覧へ> <マトリックス> 1801東京77

やや乾き気味の林内の岩上に群生していました。結構大形です。
葉がよれよれと横に開出していますので、シッポゴケみたいですが、かなり葉が細めです。
仮根が白っぽいところもシッポゴケに似ています。
中肋が太くて、葉身の3分の1くらいでした。シッポゴケは15分の1よりも細いです。
この種の最大の特徴は葉縁部で、多細胞層になり、それぞれの列で鋸歯があります。
カギカモジゴケも葉縁部が多層で、それぞれの層に鋸歯ありますが、もっとずっと小形で、樹幹に生えます。

 写真1:葉が細長いです。

写真2: 白い仮根が目立ちます。

 写真3:仮根が褐色ぽくもあります。

 写真4:茎先

 写真5:乾くと巻縮するようです。

 写真6:葉

 写真7:相当に細いです。

 写真8:葉身下部

 写真9:翼部

 写真10:中肋は3分の1くらいあります。

 写真11:葉身下部の細胞にはくびれがあります。

 写真12:葉身中部の細胞(1目盛りは2.5μm)

 写真13:葉縁部

 写真14:葉縁部は多細胞層です。

写真15:葉先


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