カルストの乾いた石灰岩上に多数群生しており、稀ではありませんでした。大形のコケで、とても目立っていました。蒴は見られませんでした。
平凡社の図鑑では、タチハイゴケに似ていると書いてあります。タチハイゴケは茎が赤くなりますが、マルバツヤゴケは緑です。平凡社の図鑑の写真とはあまり似てませんでした。
中肋はほとんどなく、翼部には方形細胞が多数あり、ツヤゴケ属らしさがあります。
翼部が多細胞層で暗くなっているのは、ほかのツヤゴケ属では見られない、この種の大きな特徴です。
枝の多い感じはエダツヤゴケにも多少似ていますが、マルバツヤゴケの方が枝が太い感じがします。なお、平凡社の図鑑の写真では枝は少なめです。
写真1:大形の苔です。
写真2:ごつい感じです。
写真3:枝に隙間があります。
写真4:つやがあります。
写真5:全形
写真6:枝
写真7:枝
写真8:葉
写真9:葉
写真10:葉
写真11:葉
写真12:葉身下部
写真13:葉身下部
写真14:葉身中部
写真15:葉身中部の細胞
写真16:葉身中部の細胞。65×6μmほどでした。
写真17:葉身上部
写真18:葉身上部
写真19:葉先。細胞壁が厚めで、ちょっと特徴的?
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