2020年4月6日月曜日

ハットリチョウチンゴケ

ハットリチョウチンゴケ Rhizomnium hattorii (チョウチンゴケ科) ②ウチワチョウチンゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 2003三重51

渓谷沿いの岩場にやや普通に生えていました。
ケチョウチンゴケとの明瞭な識別点はよくわかりません。仮根の量がかなり違うと思いますが、それで分けていいのか心配になります。ハットリチョウチンゴケの方がケチョウチンゴケよりも葉が丸っこいようにも感じますが、これも変異がかなりありそうです。平凡社の検索表ですと、葉形、葉先、中肋の3点で分けていますね。
ケナシチョウチンゴケに比べると、確かに葉身細胞は等径に近いように思いますが、大きさや葉形には変異があって、結構細長いのもあります。
奥多摩の個体の検鏡写真はこちらです。

写真1: 雌株

写真2: 雄株

 写真3:雄株

 写真4:葉の様子

 写真5:全形

 写真6:新芽

 写真7:葉

 写真8:葉身中部

 写真9:葉身中部の細胞。大きさにばらつきがあります。

 写真10:葉身中部の細胞

 写真11:舷

 写真12:葉身上部

 写真13:葉先

写真14:細胞壁にくびれが目立ちます。


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