2020年11月23日月曜日

アラスカヤノネゴケ

アラスカヤノネゴケ Bryhnia hultenii (アオギヌゴケ科) ヤノネゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 2003三重324

渓谷の陰湿な岩場に生えていました。
図鑑には寒地に分布となっていますので、間違っているかもしれません。要注意です。
葉先は鋭頭で、細長くはありませんでした。翼部は明瞭でした。
変種のダイセツヤノネゴケはお椀状が顕著で、葉先は微凸端になるようです。
葉先の様子はアサマヤノネゴケによく似ていますが、翼部が不明瞭で、縦皺があるようです。葉身細胞はアラスカよりも太短いみたいです。

写真1:常に湿っているような場所です。

写真2:蒴。蒴柄はパピラが密生しています。

写真3:茎葉は2mmほどでした。

写真4:翼部はお椀状にふくれています。

写真5:翼部

写真6:翼部

写真7:葉身中部の細胞。45×6μmほどでした。

写真8:葉身中部の細胞。こちらも45×6μmほどでした。

写真9:葉身上部

写真10:中肋の先端は突起状でした。

写真11:葉先


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