2020年11月14日土曜日

ミヤマハイゴケ

ミヤマハイゴケ Eurohypnum leptothallum (ハイゴケ科) ①イチイゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 2010静岡307

たこ糸くらいの太さでした。
偽毛葉は図鑑では糸状となっていますが、基部で2細胞の幅がありました。普通糸状といえば1細胞列だと思いますが、野口図鑑にも偽毛葉の絵はなく、少し気になります。
翼部は葉縁に沿ってせり上がっていて、キヌゴケ属やキヌタゴケ属(エゾキヌタゴケ)などによく似ていました。
エゾキヌタゴケに比べると枝はひも状でした。
以前、奥多摩で見た個体はこちらです。生育環境がそっくりでした。
乾燥の弱い所に生え、黄色みが少ない個体の検鏡結果はこちらです。

写真1:日当たりのよい車道脇のコンクリートに密生していました。

写真2:這う様子

写真3:枝の雰囲気はクサゴケにも少し似ています。

写真4:垂れ下がる枝

写真5:全形

写真6:枝の様子

写真7:葉

写真8:葉

写真9:葉身下部。中肋は短めです。

写真10:葉身下部。翼細胞は葉縁部で25~30個くらいありました。

写真11:葉身下部の細胞

写真12:葉身下部の細胞。中肋の様子。

写真13:葉身中部の細胞

写真14:葉身上部

写真15:葉身上部の細胞

写真16:葉先

写真17:偽毛葉


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