ケヘチマゴケからヘチマゴケに変更しました。
(原文)
細胞壁は比較的薄壁だと思いました。
葉身中部の細胞は長めでした。
中肋は葉先近くまでいっているものと、葉先の下のものと様々でした。
葉形はケヘチマゴケにしては太めで、ヘチマゴケの方が似ていると思いました。
葉に光沢があるように思いましたので、ツヤヘチマゴケも迷いましたが、ネットで写真を見ましたらものすごい光沢でした。葉形はこれよりももう少し丸みを帯びているようであり、ちょっと違うかなと思いました。
無性芽が全くなかったので、ヘチマゴケも考えましたが、細胞の様子はヘチマよりもケヘチマに似ていました。
今、一番気になるのはケヘチマゴケの蒴表面の細胞です。保育社の検索表では「蒴の外壁の細胞は短くて、膜は薄いが著しく波打つ」となっている点です。何より蒴は大事だと思いますので、もしかしたら大逆転があるかもしれません。
(追記:20201214)
成熟個体でも無性芽を全くつけないという点を重視しまして、ヘチマゴケとすることにしました。蒴柄は2cmほどしかなく、平凡社の記述ですと、ケヘチマゴケ(3~6cm)よりもヘチマゴケ(2~3cm)の方がより近そうです。
写真1:蒴があります
写真2:蒴が伸び始めています。
写真3:下部の葉は小さいです。
写真4:変な枝が出ています。
写真5:変な枝が出ていました。
写真5-2:結構光沢があるので、ツヤヘチマゴケと迷いました。
写真6:葉は3mmほどでした。
写真7:葉。葉縁は平坦です。
写真8:葉。下部が少しだけ反曲していました。
写真9:葉身下部
写真10:葉身下部
写真11:葉身中部
写真12:葉身中部。薄壁だと思います。
写真13:葉身中部の細胞。90×9μmほどでした。
写真14:葉身中部の細胞。95×9μmほどでした。
写真15:葉身中部の細胞。75×7μmほどでした。
写真16:葉身中部の葉縁部
写真17:葉身上部。結構葉先までいっています。
写真18:葉身上部
写真19:葉身上部の細胞
写真20:葉先
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