かなり大形の苔類です。基物にぺったりくっついてはいません。
オオクラマゴケモドキは普通、背片も腹片も腹葉も全部全縁で、腹片の長さは幅の3倍ほどです。キールはほとんどなく、延下もしません。
一番の近縁はマルバクラマゴケモドキでしょうが、マルバクラマゴケモドキは腹片の長さが幅の2倍ほどで、背片の先は湿の状態でも内曲しているようです。
シゲリクラマゴケモドキも似てますが、こちらは腹片が幅広で大きく、長さは幅の2倍ほどです。また、腹縁基部が普通は延下しています。
ヒメクラマゴケモドキは普通は背片の先端が尖っていて、弓状のキールがあります。
写真1:枝先は乾の状態になっています。
写真2:全形。分枝は少なめです。
写真3:水に浸した状態
写真4:腹面の様子。複葉も腹片も全縁ですが、微妙にぼこぼこしています。シゲリクラマゴケモドキよりも細めで、重なりも少ないです。
写真5:腹葉を外して、腹片を見たところ。腹片の腹縁基部はほとんど延下していません。
写真6:同じく腹葉を外して腹片を見たところ。腹片は細めで、重なりもほとんどありません。
写真7:腹側の様子。腹片にキールはありません。
写真8:葉です。葉も全縁です。
写真9:葉の細胞
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