2020年1月15日水曜日

ホソミツヤゴケ

ホソミツヤゴケ Entodon sullivantii (ツヤゴケ科) <種一覧へ> <マトリックス> 1803東京70

ヒロハツヤゴケによく似ていますが、ホソミツヤゴケはヒロハツヤゴケに比べて蒴が細長いです。蒴柄も長めだと思いますが、変異があります。蒴歯を検鏡すれば、はっきり区別できます。ホソミツヤゴケの蒴歯には下半部に横条がありますが、ヒロハツヤゴケは全面にパピラがあります。植物体はどちらも変異が大きく、蒴がない状態では断定は難しいかもしれません。ホソミツヤゴケはヒロハツヤゴケに比べて、おもに山地域に分布し、低地でごく普通に見られるツヤゴケはヒロハツヤゴケでいいかなと思います。
蒴柄の長さや蒴の形などはエダツヤゴケもそっくりで、紛らわしい場合もあり、結構難しいです。生育立地も比較的近いと思います。

写真1: 岩に生育

写真2: 茎

 写真3:茎

 写真4:蒴

 写真5:葉

写真6:葉

 写真7:葉身下部

 写真8:葉身下部

写真9:翼部

 写真10:葉身中部の細胞

 写真11:葉先

 写真12:蒴歯

写真13:蒴歯

 写真14:蒴壁

写真15:胞子


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