ウマスギゴケやハイゴケと混生していました。
茎長は5cmほどもあり、かなり変わっています。透明尖もありませんでした。
特殊な生態形だと思います。
コバノスナゴケにも似ていますが、葉縁部に矩形細胞の列は見当たりませんでした。翼細胞の列数は9列あり、よりエゾスナゴケに近いです。コバは5~7列で、エゾは6~8(10)列だそうです。葉身下部にもパピラが多い点もエゾに近いと思います。
N. ericoides という種も近縁のようですが、実態はよくわかりません。
より一般的な形態のエゾスナゴケの検鏡写真はこちらです。
生態写真あれこれはこちらです。
写真1:茎は間延びし、葉はまばらです。
写真2:短枝がたくさんありました。
写真3:葉は反り返っています。
写真4:葉の長さは2mmほどでした。
写真5:葉
写真6:葉
写真7:葉身下部。翼細胞は明瞭で、9列ほどありました。
写真8:葉身下部。矩形細胞は見当たりません。
写真9:葉身下部の細胞。パピラは腔の中央に列状にあります。
写真10:葉身下部の細胞
写真11:葉身下部の細胞
写真12:葉身下部の葉縁部。不思議な形状です。
写真13:葉身中部
写真14:葉身中部の細胞。パピラは細胞の中央にも辺縁部にもあります。
写真15:葉身中部の細胞
写真16:葉縁部は葉先近くまで外曲
写真17:葉身上部。透明尖は全くありませんでした。
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