2018年12月22日土曜日

ミヤマシッポゴケ

ミヤマシッポゴケ Dicranoloma cylindrothecium (シッポゴケ科) シッポゴケなど <種一覧へ> <マトリックス> 1812埼玉42

注意:カモジゴケからミヤマシッポゴケに修正しました。
   カモジゴケは別の場所で新たに見つけました。

(原文)
1812埼玉73のオオシッポゴケに比べると、色合いが抹茶色に見えます。でも、ただの時期的なものかもしれません。1812埼玉73のオオシッポゴケは黒みを帯びた鮮緑色でした。
オオシッポゴケとは、葉先や葉身細胞が多少違いますが、なかなか難しいです。

追記
仮根が褐色で、葉は偏向しているので、ずっとカモジゴケだと思っていましたが、翼細胞と中肋の横断面を確認したら、ミヤマシッポゴケでした。翼細胞は1層で、中肋にステライドがありませんでした。以前、奥多摩で見てカモジゴケにした標本も見直しましたら、ミヤマシッポゴケになってしまいました。
ステライドを確認すれば、ミヤマシッポゴケはわかりやすいかもと思いました。
やっぱり、オオシッポゴケシッポゴケカモジゴケは難しいです。
別のミヤマシッポゴケはこちらです。

写真1:落葉樹の根際に群生 

 写真2:褐色の仮根が目立っています

写真3:葉は細く、弓なりです。 

写真4:全形 

 写真5:葉

写真6:基部 

 写真7:基部

写真8:葉身下部の細胞。くびれがあります。 

 写真9:葉身中部

 写真10:葉身中部の細胞

 写真11:中肋のとげ

 写真12:葉身上部と中肋裏面のとげ

写真13:葉先

写真14これはやや太めの葉先。

写真15:こんな感じが多いか。

写真16:これも細め。

写真17:これも細め

写真18:鋸歯は結構鋭い。

写真19:基部の様子。上から見ても翼部が1層なのか2層なのかはわからない気がします。

写真20:翼部の細胞。美しいです。

写真21:翼部の細胞は1層でした。

写真22:葉身中部付近の断面。ステライドが不明瞭だと思います。


おまけ
 写真23:葉身基部。すぐ近くの別の個体です(1812埼玉13)。以下同様。

写真24: 葉身基部。

 写真25:翼細胞は1層でした。

 写真26:葉身基部の断面

写真27:葉身中部の断面

写真28:葉身中部の断面

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