2020年12月10日木曜日

カモジゴケ

カモジゴケ Dicranum scoparium (シッポゴケ科) シッポゴケなど <種一覧へ> <マトリックス> 2003三重314

仮根は白と褐色が混じっていました。
葉身中部の細胞はとても小さく、細胞壁はやや厚壁でした。
乾の時は多少ヨレヨレしますが、基本的には偏向のままでした。
オオカモジゴケは披針形、ミヤマシッポゴケは線状披針形なので、やっぱり一番似ているのはシッポゴケですかね。葉形はどちらも狭披針形で、一番似ているように思います。
乾の時によく開出してくれるとシッポゴケはわかりやすいのですが、開出が弱いのもありますので、葉身中部の細胞の大きさや細胞壁をとりあえずは重視した方がいいかも。

写真1:沢筋の岩場です。

写真2:褐色の仮根が見えます。

写真3:湿の状態

写真4:乾の状態

写真5:多少ヨレヨレしています。

写真6:仮根は白が多く、褐色も少し

写真7:葉は7mmほどでした。

写真8:葉身下部

写真9:翼部は多層だと思います。

写真10:葉身下部の細胞

写真11:葉身中部

写真12:葉身中部の細胞。40×10μmほどでした。

写真13:葉身中部の細胞。43×8μmほどでした。

写真14:葉身中部の細胞。42×9μmほどでした。

写真15:葉身中部の細胞。35×7μmほどでした。葉縁近くでは細胞がやや細くなるようです。

写真16:葉身上部の細胞

写真17:中肋のトゲ

写真18:葉身上部の細胞

写真19:葉身上部

写真20:葉先


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