2018年12月22日土曜日

タニゴケ

タニゴケ Brachythecium rivulare (アオギヌゴケ科) アラハヒツジゴケ類 <種一覧へ> <マトリックス> 1812埼玉64 野965B

茎葉の葉先が独特です。アオギヌゴケ属でこんな葉先のものはほかにないかも。
一番似ているのはアサマヤノネゴケでしょうか。葉形がとてもよく似ています。
アラスカヤノネゴケもかなり似ていますが、翼部がお椀状に膨らんで顕著です。
ヤノネゴケ類は葉身細胞が太短いものが多いです。
ヤノネゴケの葉先は普通ねじれています。
ヤナギ科のミズシダゴケも若干似ていますが、蒴柄は平滑です。翼部もかなり違います。

 写真1:沢筋の岩場に生育。

写真2:結構大きめのコケです。 

写真3:蒴をよく着けています。 

 写真4:帽は無毛。蒴柄には全面にパピラが顕著でした。

 写真5:全形

 写真6:枝。茎葉と枝葉で大きさが相当に違います

 写真7:茎葉の葉身

 写真8:中肋は3分の2くらいまで

 写真9:翼部

写真10:翼部と葉身下部の細胞 

写真11:葉身中部の細胞。50~90×7~9μmほど。 

写真12:葉先


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