2018年12月13日木曜日

フトリュウビゴケ

フトリュウビゴケ Loeskeobryum cavifolium (イワダレゴケ科) 毛葉あり <種一覧へ> <マトリックス> 1803埼玉68

コフサゴケとよく似ており、混生もします。コフサゴケは葉が開出気味で茎がよく見え、フトリュウビゴケの葉は斜上気味で茎がよく見えません。茎の毛葉の有無を確認すれば一目瞭然なのですが、茎が濡れていると毛葉がわかりにくいです。コフサゴケは毛葉がありません。枝や葉がとても繊細で、キンモウヤノネゴケ(アオギヌゴケ科)やヒメコクサゴケ(トラノオゴケ科)なども少し似ています。
生態写真はこちらです。

写真1:生育状況岩上に密生。最優占種でした。 

写真2:群生の様子。コフサゴケよりも葉が密に着きます。 

写真3:蒴 

 写真4:蒴

写真5:階段状分枝

 写真6:枝の様子。葉は斜上しています。コフサゴケはかなり開出します。

 写真7:茎に毛葉が密生。ただし、濡れていると毛葉がとても見にくいです。

 写真8:茎葉

写真9:葉身 。中肋は2本で、真ん中ぐらいまでいってますね。

 写真10:葉身下部の細胞。細胞壁にくびれがあります。

 写真11:葉身中部の細胞(400)

 写真12:葉身上部の細胞

 写真13:葉縁部

写真14:葉先


<ページの先頭へ>

0 件のコメント:

コメントを投稿